こんにちは佐藤です。
都内も紅葉が見頃を迎えた昨今。12月9日にリニューアルした国指定史跡に認定されている【荻外荘】(てきがいそう)の見学して参りました。
荻窪駅から徒歩で15分ぐらいにある荻外荘は近衛文麿の別邸として知られています。昭和前期に内閣総理大臣に就任し、戦争に至ります。その後、敗戦、自決。
今回、杉並区が歴史地区とし、保存していた建物を一般公開しております。
↑近衛家正門
↑広い敷地の高台に屋敷が有ります。
↓入口から入ると床がタイル張りになっており、そのまま靴を履いたまま入れる応接間になっております。天井には龍の絵が飾ってあります。
↓当時の政治会談の場所であり、有名な“荻窪会談”が行われた部屋。
自決した和室↓
中廊下から外の庭の景色↓
↑当時の建物としては手の凝った作りであります。設計は築地本願寺を設計した伊東忠太。オリエンタルな要素を加えた和のような洋のようなオリジナルなデザイン感を醸し出しています。文麿は当時、政治の中枢で都心にあった家からゆったりとした荻窪の地に拠点を移し、政治活動をしていたそうです。
代々、公家であり、歴史上でも名前は知っていた名家、近衛家。建物は約80年前の姿を当時の写真などを元に杉並区が修復し、忠実に再現しているそうです。